渓流釣り解禁!ニジマスにヤマメ...春の醍醐味を味わおう

渓流釣り

長野県外から訪れる方も多く、魅力ある信州の釣りと言ったら、先日、当Webマガジンでも取り上げた湖でのワカサギ釣り、ブラックバス釣り、夏のアユ釣り。そして、漁業規定に従い順次解禁日を迎える渓流釣り(長野県では2014年2月16日から)があります。

渓流釣り解禁直後のポイントは?

河川に禁漁期間のある理由としては、イワナ・ヤマメなどのマス族の産卵期が晩秋であること、魚の保護・増殖等になります。湖沼や河川は内水面と呼ばれ、閉ざされた水域では個体数が限られるため魚を保護しないといなくなってしまう可能性があるんです。ほとんどの湖沼・河川には漁業組合が存在し、ルールが設けられ、魚の放流活動等を行っています。

渓流釣り

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里山の土手には福寿草が咲いていました

解禁日の前には魚を放流する場所もあり、こうした場所は言うなれば「自然の中の釣堀」のようなもの。もちろん、天然の魚や昨年放流した魚もいますが、秋の終わりに産卵し、冬の間は食べ物も少なくなるので、脂が少なく痩せている場合も多いのです。解禁当初は養魚場でしっかりエサを食べていた放流魚の方が脂ののりがよく、春先は、こういった場所を狙う場合も多いのです。

自然満喫!渓流での釣り方、基本の「き」

釣り方は、大きく分けるとエサと疑似餌(ルアー・フライ)での釣りがあります。山間の川には雪が残り、水温が低いために魚が活発にエサを追わないことから、今回は、ゆっくり見せて食わせることのできるエサ釣りで狙いました。釣りエサというと虫を思い浮かべる方も多いと思いますが、イクラもおすすめです。イクラはよく釣れるエサであるうえに、虫が苦手な方も安心して使えます。渓流のエサ釣りでは川幅に合わせて4~7m程度の釣竿、針・オモリ・目印が付いたとってもシンプルな仕掛けを使います。目印には、透明な釣り糸がどこにあるのか分かりやすいように、鮮やかな色のものを使います。魚がエサを食うと目印にも当たりが出るので便利ですよ。
この仕掛けを川の流れに乗せて流し、当たりがあったら合わせて(竿を立てて針掛かりさせる)、後は逃げられないように引き上げるだけです。この日は幸い良い場所に入れましたので、ご覧の釣果でした。

渓流釣り

ニジマスとヤマメ

渓流釣り

ニジマスは塩焼きに

これだけいると、塩焼き・あんかけ・骨酒など様々な食べ方で食卓を賑わせてくれます。この時季ならではの食べ方としては、細かく刻んだフキノトウを少量混ぜた味噌を塗って焼きます。これまた春の香りが食欲をそそり、お酒もすすむというものです。
解禁日には、50匹以上釣り上げた太公望もいたそうです。雪がとけて河川の水温が上がってくると魚も活発にエサを食べ始めます。雪代(雪解け水。川の水温が下がり、増水に伴い水が濁る)が終わり暖かくなってきてからが渓流釣り本番ですよ。

渓流釣り

【ご注意ください】
河川での釣りには釣券が必要です。解禁日・禁漁区・採捕規定等、分からないことがあれば、各河川の漁業組合に事前にお問い合わせください。
怪我がない様にご注意の上、釣りをお楽しみください。

長野県漁業協同組合

この記事を書いた人

ヤマグチ

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