JA長野県
10 06 2009

ご飯があまったら飯やきもちを作りましょう

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毎回の食事の中で、どうしても出てしまう“残り物”って、ありますよね。たとえば、毎日のように食べるご飯が少しあまってしまった場合、みなさんはどうされているでしょうか? そこで、信州の郷土食に『飯やきもち』があります。

『飯やきもち』は「メシヤキモチ」と読んでください。それは読んで字のごとく“飯を焼いて”作るお料理です。「おもち」というよりは「おやき」に似た見た目と食感をしているこの『飯やきもち』は、ごはんがあまってしまったときに作るアイデアレシピなのです。かつてお米が貴重だった頃、ごはんに小麦粉を加えて作るこの『飯やきもち』は、食事の量を増やしてくれる役割も果たしました。

さて『飯やきもち』の作り方を、今回は教えていただきます。

信州新町まで飯やきもち作りを習いに行きました
『飯やきもち』づくりに協力してくださったのは、「信州新町女性ボランティアグループ」のみなさん。moms_Photo.jpg信州新町は長野県の北部にあり、東に長野市、北に中条村、小川村、南に長野市大岡、西には大町市に隣接しています。町の中心地以外は全体に起伏の多い山間急傾斜地帯で、山間に大小約120の集落が点在しています。この信州新町11地区の役員の方々が集まって「飯やきもち」づくりを教えてくださることになりました。このボランティアグループのみなさんは介護やお掃除などを中心に活動をはじめましたが、最近では食に関する活動も行うようになったそうです。

『飯やきもち』の作り方は、もちろん家庭によっても様々ですが、今回は基本となる作り方を教えていただきました。


飯やきもち(5個分)

材料

  残りごはん  200グラム
  小麦粉    200グラム
  重曹     大さじ1(つなぎのため。卵でも代用可)
  お湯     適量

▼甘味噌
  味噌     大さじ2
  黒砂糖    大さじ1
 (砂糖が流れ出るのを防ぐため、きな粉を入れる場合も)
  油      適量


作り方

(1)ごはんを少し温めてから、手水をつけて半殺し程度に潰す。
   お好みで米粒がすべて崩れるまでつぶしてもよい。
  (ご飯を温めておくことで生地に粘り気がでます。)
     「半殺し」とはごはん粒の形が半分崩れるくらいの状態のこと。

(2)半殺しにしたごはんにつなぎ(今回は卵)を入れて混ぜた後、
   小麦粉を振り入れて、水を少しずつ加え、少し固めにこねる。

(3)お好みの大きさに子分けし、丸めて平たく伸ばします。
   中に甘味噌を入れ、形を整えます。

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(4)油をひいたフライパンで両面をこんがり焼き、
   その後蒸し器に移し、弱火で3分ほど蒸し焼きに。
   中まで火が通ればできあがり。

できたての飯やきもちを試食してみました
おいしかったぁ! 質素でシンプルなお料理なのですが、アツアツの『飯やきもち』は中の甘味噌がとろりと溶けて、絶品です! 中まで火が通るまでじっくり焼くと、時間はかかりますが、よりおいしくなります。

今回の講習会では甘味噌あんの代わりに、漬物を生地に混ぜ込んで、味噌やきな粉で食べる『飯やきもち』も一緒に作ってくださいました。ネギやニラを刻んで入れる作り方もあるようです。お好みで自由に中身を変えて楽しむことができるのですね。

meshiyakimochi_3.jpgおかあさんたちの手際の良さに吃驚
グループのお母さん方は、テキパキと生地をこね、あんを詰めて丸め、たちまちのうちに100個ほどの『飯やきもち』を作ってくださいました。下準備から後片付けまでをもこなしてくださり、恐縮する取材陣に「自分たち自身が楽しんでやっているからいいのよ」「またおいでね」と笑顔で言ってくださいました。

ごはんを大切にする気持ちから生まれた『飯やきもち』。みなさんも、残りごはんを最後までおいしく食べるためのレシピに、ぜひ加えてみてください。これからも郷土に伝わるたくさんの「暮らしの知恵」を受け継いで、ご紹介していきたいと思います。


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